犬のしつけと芸の仕込み
可愛い犬はそれだけで飼いたくなってしまいますが、しつけが良く聞き覚えの良い犬は、さらに魅力を感じるのではないでしょうか。
犬のしつけは簡単なようで非常にデリケートなものです。
しつけや芸を覚えさせたい時には、どのような事から始めれば良いのでしょうか?
目次
幼少期が最も大切
人間が、赤ちゃんや幼児期に親の世話を受けないと学習能力が発達しないのと同じように、犬も小さいころに教えることで最大限知性が伸びるようになっています。これは主に生後3~12週の間に行うのが条件です。
よって、これくらいの小さいワンちゃんを飼っていらっしゃる方は、今がチャンスとして真剣にしつけに取り組んでください。また、犬同士を遊ばせることでも犬の社会化が進みます。過度に閉じ込めたり遠ざけたりされた子より、他の犬と触れる機会の多かった犬の方が社交的で友好的に育ちます。
そのため、犬の幼いころの時間を、家で遊ばせるだけの時間にしないように意識しましょう。もちろん、成犬になってからもしつけや教育は不可能ではありませんが、小さいころに比べて時間がかかり多くのことは覚えられないでしょう。
関連付け
犬のしつけや芸の仕込みには何が最善でしょうか?基本的な理論は、行動した後におやつをあげるというものです。古典的条件づけと呼ばれ、犬がある行動をするために動機付ける、一番メジャーな方法です。
お手と言いながら手を出すまで待ち、手を出したら誉め言葉をかけながらおやつを与えると、以降はお手という言葉を手を出す合図だと思うようになります。これにはオペラント条件付けというもう一つの要素もかかわっていますが、つまりは頭の中であるいは経験値で、二つのことを結びつけるのが犬の訓練と言えます。
本能的に生きる犬にとってはやはり、おやつやえさが最も効果的な条件付けの道具です。食べて美味しく体が反応するため、あることを行うとそれがもらえるという記憶が簡単に形成できます。
加えて、注目を浴びることもご褒美になり得ます。関心を示され、可愛がってもらえているということ自体が、コミュニティーの中で生きる犬にとっては非常に重要です。
芸は練習の成果
芸の仕込みは、犬が理解できるよう簡単に教えるようにしましょう。効果的なのは既に覚えている芸に続けて教えることです。
そしていつも言葉をかけながら教えると、犬はその言葉を合図に特定の行動を取るようになります。そのタイミング以外は極力その言葉を使わないようにしてください。
まとめ
犬の訓練は練習の成果です。何度も繰り返せばやがて覚えるようになるでしょう。