老犬をしつける時の方法
一般的に、老犬になるとしつけるのが難しくなると考えられています。
犬も年を取るにつれて体力が落ち、性格も大人しくなるものです。
そんな老犬にしてあげられるトレーニングとは何でしょうか?
目次
簡単なトレーニングは健康に良い
実は、老犬にとってもトレーニングは良い影響を及ぼします。体や頭を使って刺激を得る機会になり、飼い主からは誉めるという最高の褒美をもらう時間でもあるからです。
愛犬が幼いころは、何かをしたら、あるいは芸が成功したら誉めたりおやつを与えたりしていたでしょうか?それは年を取ってからも犬にとって楽しい刺激なのです。
複雑で体を酷使する、難しい芸などを覚えさせる必要はありませんが、簡単な「ふせ」や「おすわり」をジェスチャーだけで出来るようなトレーニング、また、「ハウス」や「おいで」で所定の位置に移動するようなトレーニングは、簡単で体に負担がかからないうえ、老犬の脳を活性化し痴呆症や機能の衰えを防ぐのに効果的です。
褒めてしつける
トレーニングに毎日何時間もかける必要はありません。それよりも毎日少しずつ練習する方が負担と楽しさのバランスが良くなります。頭を使うため、ある程度は疲れるはずですが、適度に使わないと衰えいってしまうため、程よく愛犬の訓練を続けていきましょう。
老犬に限った話ではありませんが、トレーニングの基本は、褒めて覚えさせることです。叱って厳しくトレーニングする人もいますが、過酷なトレーニングに耐えたとしてもストレスが大きくなり、それはやがて体の不調となって現れます。
人間とコミュニケーションを取るわけではないので、始めから完璧を期待しないようにしましょう。むしろ出来れば120点、一生懸命やっていることが100点ぐらいのつもりで取り組むと、愛犬も穏やかな気持ちで長く続けていくことができるはずです。
老後のトイレ事情
老犬のトイレトレーニングについてはどうでしょうか?高齢化が進むと、今まで外で難なくできていたのに、それが難しくなってくるかもしれません。加えて、室内でトイレをしてしまっても、それがいけないことだと認識するのは非常に困難です。
トイレそのものが悪だと勘違いする可能性もありますので、基本的には褒めて教えてください。外でトイレするときからシーツを置いて慣れさせる、トイレ中に特定の言葉をかけたりすることで、トイレと言葉とシートを関連付けさせるようにし、少しづつシートに排泄できるように教えていきましょう。
まとめ
老犬のしつけは褒めるのが基本です。以前ほど多くは出来ない体を駆使して、楽しい老後にしてあげる必要があります。