犬の種類と個性の違い
犬を飼うのは喜ばしい経験です。しっかりと世話することで、おとなしく従順になるだけでなく、訓練次第でどこまでも使える相棒となるのが犬という生き物です。
しかし犬にも個性があり、特に種類によってその違いは鮮明になります。
犬の犬種と一般的な性格を見ていきましょう。
目次
日本の犬種
ここ日本では、柴犬が日本の代表的な品種です。「しばいぬ」と読むのが正解だそうですが、「しばけん」としても普及しています。柴犬はリーダーには驚くほど従順で辛抱強いのですが、それ以外の人にはまるで相手にしない気の強さを持っています。
自分より何倍も大きい相手にも猛然と立ち向かい、警戒心が強いので、よく訓練していないとお客さんに飛びかかってしまうこともあります。しかしその恐れを知らない度胸と無尽蔵の体力は、日本の厳しい冬でも難なく生き延びます。
他にも秋田犬は、国の天然記念物に指定されるほど貴重な犬種で、日本の大型犬です。非常に力が強く、ものを運ぶ用途でも使役されていたほどです。飼い主に従順で群れ全体に気を配る優しい一面もあります。
甲斐犬も、漆黒の美しい毛並みと非常に高い知性を特徴とした日本の誇る犬種の一つです。昔の日本では、一人の猟師(飼い主)とタッグを組み、一人と一匹で狩猟本能を最大限発揮します。
海外の犬種
海外の犬種はどうでしょうか?飼い犬として一、二を常に争う人気なのがトイプードルです。本家プードルの小型版ですが、温厚で人になつきやすく、初めて犬を飼う人にも安心して勧められます。
定期的にトリミングに行かなければ毛が乱れてしまいますが、抜け毛がほとんどなく、体臭も弱いといった、まさに愛玩するための動物の特徴を兼ね備えています。
シーズーも飼い犬として非常に人気です。コミュニケーション能力が高く、基本的には無駄吠えの少ない飼いやすい犬種です。運動させる必要がそれほどなく、健康的な体重を保つことで、15年以上は軽く長生きします。ただし肥満になり易いのが注意点です。
一匹一匹の個性
以上が代表的な犬種の性質ですが、犬には個体レベルでの違いもあり、その個性に合わせて訓練してあげる必要があります。例えば、一般的に犬は車酔いしやすいため、あまりドライブを得意としませんが、中には車で出かけることを何よりの楽しみとするワンちゃんもいます。
そのため、実際に買うとなれば、一匹一匹の個性を知って、適切に扱ってあげる必要があります。
まとめ
犬の個性は買う喜びを増し加えます。訓練でクセを改善することもできますし、それぞれの好みや嫌うものを知っていくのも非常に楽しい仕事と言えるでしょう。